テスコボーイ種牡馬とSuncourt牝馬クロス

先週のセントウルSを制したカンチェンジュンガが抱えていたのがSuncourtの牝馬クロス。テスコボーイとSurumuの母がいずれもSuncourtなので発生するこのクロス。今の日本だとSurumu持ち牝馬とキタサンブラックやビッグアーサーとの配合でデザインすることができます。

大種牡馬2頭を生んだ名牝のクロスなので悪いはずがなかろうと思っているのですが、ここで一度数字を見てみようというのが今日のテーマ。

▼キタサンブラック×Surumu持ち牝馬【10-7-10-65】
 勝率10.9%/連対率18.5%/複勝率29.3%
 勝ち上がり率50.0%(12頭中6頭勝ち上がり)

▼ビッグアーサー×Surumu持ち牝馬【7-2-2-38】
 勝率14.3%/連対率18.4%/複勝率22.4%
 勝ち上がり率33.3%(6頭中2頭勝ち上がり)

キタサンブラックとの組み合わせだと抜群って程ではないですが、勝ち上がり率は高水準。キタサンブラック産駒全体の勝ち上がり率を僅かながらとはいえ上回ります。

ビッグアーサーとの組み合わせで勝ち上がったのはカンチェンジュンガ=モンタルチーノ兄弟のみ。なのでシンプルにクェスタボルタが優秀なだけという説も。

ただどちらのパターンにも共通したのが牡馬優勢である点。牡馬に限定した勝ち上がり率は前者が75.0%、後者が50.0%といずれも牝馬のそれを上回りました。SuncourtがHyperionを軸にした配合なので、男馬の方がそのスタミナを受け継ぎやすい側面はあるようで。

現3歳世代ではエコロディノスはもちろんですが、ブラックジェダイトももう少しやれて良いと思うんですけどね。この2頭の適性は近いところにあるように思います。

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